サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

豪経済は年前半にマイナス10%成長、世紀に1度の事態=中銀総裁

発行済 2020-04-21 15:07
更新済 2020-04-21 17:45
© Reuters. 豪経済、今年前半に10%のマイナス成長に=中銀総裁

[シドニー 21日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のロウ総裁は21日、2020年前半に豪経済が10%前後のマイナス成長となる公算が大きく、落ち込みのほとんどは新型コロナウイルスの感染拡大による影響で4─6月期に起きるとの見通しを示した。RBAのウェブサイトで生放送されたスピーチで語った。

総裁は、こうしたマイナス成長は「世紀に1度の事態だ」と指摘。

失業率は6月までに10%前後に上昇する可能性が高いと述べた。3月の失業率は5.2%だった。合計労働時間は約20%減少する可能性が高いという。

ロウ総裁は「この数字は、数カ月前まで考えられなかったほど高い。新型ウイルス封じ込めにあたって社会が計り知れない困難に直面していることを示している」とした。

総裁は質疑応答で、政策金利が現行水準で何年間も維持される公算が大きいと発言。

「インフレ率が2-3%で持続可能になると自信を持てるまで、政策金利は引き上げない」とし「現在の金利環境が何年も続く可能性が非常に高い。これは3年債利回り (AU3YT=RR)を25ベーシスポイント(bp)にするという目標で強化されるだろう」と述べた。

オーストラリア連邦統計局が21日公表した統計によると、3月14日から4月4日までの3週間に国内の就業者数が6%減少した。同期間に78万人が職を失った可能性があることを示している。[nL4N2C90YT]

© Reuters. 豪経済、今年前半に10%のマイナス成長に=中銀総裁

ロウ総裁は、移動制限など一連の措置が緩和されれば、その後の3-4カ月で景気回復が始まる可能性があると期待していると発言。

その上で、「景気回復の時期がいつであろうと、回復局面になってもすぐに普段の状況に戻れると考えるべきではない」とし、「我々が現在経験している公衆衛生および経済の緊急事態は、豪経済にしばらくの間影を落とすだろう」と述べた。

*内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます