[ベルリン 13日 ロイター] - ドイツは新型コロナウイルス感染拡大抑制に向け3月に導入した国境規制の一部を16日から緩和し始める。ゼーホーファー内相が13日、明らかにした。
ゼーホーファー内相によると、フランス、スイス、オーストリアと合意した国境管理体制の期限は今月15日から6月15日まで延長されるが、できるだけ多くの国境通過が許可されるようになるほか、全般的な検問はスポット的なものに移行する。
内相は「6月半ば以降、欧州内の自由な渡航を実現することが目的だ」と指摘。ただ、感染拡大が再発した場合は国境管理体制は再び強化されると述べた。また、イタリアとの国境の管理体制の緩和は現時点では尚早としたほか、米国への渡航を許可することも依然として問題があるとの認識を示した。
このほか、欧州連合(EU)域外との国境管理体制は6月15日まで継続されることを明らかにした。