[オタワ/ワシントン 13日 ロイター] - 米国とカナダが新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた国境閉鎖措置を6月21日まで延長する公算が大きいと、関係筋が13日明らかにした。
両国は3月、国境を30日間閉鎖し、国境を越えた不要不急の移動を禁じた。閉鎖措置はその後4月18日に今月21日まで30日間延長された。この間、両国の貿易は継続している。
カナダ政府筋は「閉鎖措置の解除は時期尚早で、延長に向けた作業を進めている」と述べた。米政府当局者も、両国が新たに30日間の延長で合意する見通しとした。
カナダのトルドー首相は前日、詳細には踏み込まなかったものの、外国からの入国者による新型コロナ感染拡大を防止する「強力な措置を検討している」と表明。タム公衆衛生局長も、感染が続いている米国がカナダにリスクを及ぼす恐れがあるとし、「国境閉鎖を解除する前に、カナダ国内における制限措置緩和の影響を見極めたい」と述べた。