[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米国時間の原油先物は上昇。協調減産延長に向けロシアと主要産油国との協議が予定されているほか、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制する制限措置が段階的に緩和されていることを受け燃料需要が増加するとの期待感が支援した。
清算値は、北海ブレント先物 (LCOc1)が0.64ドル(1.8%)高の1バレル=36.17ドル。米WTI原油先物 (CLc1)が1.10ドル(3.3%)高の34.35ドル。
石油輸出国機構(OPEC)と主要産油国で構成される「OPECプラス」は4月、5─6月に日量970万バレルの減産を行うことで合意した。
関係筋によると、ロシアのノバク・エネルギー省はこの日、主要産油国と会談し、6月以降の協調減産延長について協議するという。
プライス・フューチャーズ・グループのシニアアナリスト、フィル・フリン氏は「ここ数カ月の需給均衡に関する協議が全て支援材料になっているようだ」と述べた。