[北京 1日 ロイター] - 中国外務省は1日、中国の利益を損ねようとする米国の試みは断固とした対抗措置に直面すると警告した。トランプ米大統領が29日、香港に対する優遇措置を撤廃するよう政権に指示したことに反発した。
趙立堅報道官が記者会見で述べた。
同報道官は、両国は相互協力で利益を得られる関係にあるが、中国は安全保障及び経済発展における自国の利益を断固として守る決意だと強調した。
「公表された措置は中国の内政への著しい干渉であり、米中関係を損ない、双方に打撃を与える。中国は強く反対する」と主張。「中国の利益を損なう米国のいかなる発言、行動は中国の強力な反撃にあう」と述べた。
ゴールドマンサックスは5月31日に公表したリポートで「中国の政策当局者は一段の政策調整や報復を行う前に米国が具体的に何をするか見極めたいだろう」との見方を示した。
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