[ベルリン 3日 ロイター] - ドイツのマース外相は3日、欧州連合(EU)加盟国、英国、シェンゲン協定に参加しているアイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、スイスとの往来禁止措置について、当該国が入国禁止や大規模なロックダウン(封鎖)を実施していなければ6月15日から解除する方針を明らかにした。
マース外相は閣議後に記者団に対し、入国禁止措置を取っているノルウェーと、同措置の延期の是非を検討しているスペイン以外は、解除の条件を満たしていると述べた。
渡航に関する警告はガイドラインに切り替え、入国者に14日間の隔離を実施している英国への不要不急の渡航は控えるよう勧告する予定と説明した。
同相は「渡航に関する勧告は旅行を奨励するものではない。ガイドラインは渡航を控えるよう強く求める可能性があることを明確にしたい」と強調。「今後の状況を踏まえて警告を解除していく」と述べる一方で、10万人当たりの新規感染者数が7日間で50人を超えた国については新たな警告を発することもあり得ると指摘した。
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