💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

バークレイズ、今年の原油価格見通しを上方修正 緩やかな回復予想

発行済 2020-06-12 14:30
更新済 2020-06-12 14:36
© Reuters. バークレイズ、今年の原油価格見通しを上方修正 緩やかな回復予想
GS
-
LCO
-
CL
-

[12日 ロイター] - 英銀大手バークレイズは12日、2020年原油価格の見通しを1バレル当たり4ドル上方修正した。今年下半期に予想される供給不足が従来よりも大幅になるとの見込みを踏まえた。ただ、価格の回復ペースは短期的に緩やかになるとした。

北海ブレント (LCOc1)と米WTI (CLc1)の価格見通しはそれぞれ、1バレル=41ドルと同37ドルに引き上げた。第3・四半期については北海ブレントの平均価格が37ドル、米WTIが34ドルと予想した。

バークレイズは調査ノートで「市場の基礎的条件が変化するペースは著しく鈍る可能性が高い。行動制限の緩和よりも消費者の行動が需要の緩やかな改善を大きく左右する要因になるとみられるからだ」とした。

原油価格は今週急落し、北海ブレントは現時点で週初から約11%、WTIは10%強、それぞれ下げている。7週間ぶりの下落となる見通しだ。

バークレイズはゴールドマン・サックス (N:GS)など他の金融大手と同様、これまでの原油価格の戻りはあまりにも急激だったと指摘。

© Reuters. バークレイズ、今年の原油価格見通しを上方修正 緩やかな回復予想

「われわれの見方では、価格回復ペースは鈍る可能性が大きい」とし、供給の大幅減と需要の急回復はともにピークを越えたとみられるとの見解を示した。

原油先物は週初に、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が現行水準での協調減産を7月末まで延長することで合意したのを受け、3カ月ぶりの高値を付けていた。[nL4N2DL09K]

需要に関するデータやOPECプラスの減産継続といった最近の前向きな動きを受けて、2020年下半期に推定される供給不足は日量約100万バレル拡大する公算が大きいとした。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます