[台北 7日 ロイター] - 台湾経済部が7日発表した6月の輸出は前年当月日3.8%減の271億3000万ドルと4カ月連続で減少した。ロイターがまとめた市場予想(3.0%減)を上回る落ち込みとなった。
経済部によると、在宅勤務関連製品の需要は引き続き堅調で、ノートパソコンなどの輸出は前年比13.8%増の40億2000万ドルと過去2番目の水準だった。
経済部統計局のベアトリス・ツァイ局長は半導体と在宅勤務関連製品の需要は旺盛だったが、金属など他の部門が振るわなかったと説明した。
同局長は今年後半も輸出は圧力を受けるとし、新型コロナウイルスの感染第2波が「最大のリスク」と指摘したほか、米中の緊張の高まりにも警戒感を示した。
7月の輸出は1.5%から4%のマイナスになるとの見方を示した。
6月の輸入は前年比8.6%減少した。市場予想は5.25%減だった。