[ワシントン 15日 ロイター] - トランプ米大統領は、中国高官に追加制裁を科すという選択肢を排除していない。国家安全保障会議(NSC)の報道官が15日明らかにした。
トランプ氏は14日、香港の自治侵害に関与した中国高官や金融機関への制裁や査証(ビザ)の制限を可能にする香港自治法に署名し、成立させた。
ブルームバーグはこれより先に、トランプ氏が中国との緊張激化を避けるため、中国の高官に対する追加制裁を見送ったと、関係筋の話として報じた。
NSC報道官のJohn Ullyot氏は、香港や他の問題における中国幹部への追加制裁という点で、トランプ氏はいかなる選択肢も排除していないと説明した。
関係筋によると、米国は中国政府や共産党の様々なレベルの高官のリストを作成した。一部の対中強硬派の議員からは、香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官への追加制裁を求める声が上がっているという。
米紙ニューヨーク・タイムズは15日、関係筋の話として、トランプ政権が中国共産党員の米国への入国禁止を検討していると伝えた。
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