[ソウル 21日 ロイター] - 韓国の税関統計によると、7月1─20日の輸出は前年同期比12.8%減、輸入は同13.7%減となった。新型コロナウイルスの感染拡大で各国の経済活動再開が遅れる中、需要低迷が続き、輸出は前月以上に落ち込んだ。
6月1─20日は輸出が前年比7.7%減、輸入は同11.4%減だった。
7月1─20日の1営業日当たりの輸出は7.1%減少し、減少率は前月の16.2%を下回った。
現代自動車証券のエコノミストは、急速な回復の可能性は低いものの、各国が経済活動を再開する中、輸出の減少ペースは下期に鈍化するとの見通しを示した。
半導体の輸出は1.7%、自動車は14.0%、石油製品は41.6%、それぞれ縮小した。一方、パソコン関連機器の輸出は56.9%と急増した。
最大の貿易相手国である中国向け輸出は前年比0.8%減少。米国向けは2.4%、欧州連合(EU)向けは11.9%、それぞれ減少した。