[東京 22日 ロイター] - 西村康稔経済再生担当相は22日、新型コロナウイルスの感染が再び拡大している足元の状況を踏まえて、現状のイベント開催制限を8月末まで維持する方針を明らかにした。この日開催された新型コロナウイルス感染症対策分科会で専門家とも議論し判断した。
その上で「(制限を)8月末まで維持することとしつつ、今後の感染状況に応じ、適時専門家に意見を聞きながら判断していきたい」とし、「(収容率50%の制限)緩和を含めて、引き続き検討していきたい」と述べた。
現在、プロスポーツやコンサートなどのイベント開催に際しては、屋外は入場者数を5000人以内、屋内は5000人以内か収容人数の50%以内にとどめるよう制限している。当初、8月1日以降はこの制限をなくす予定だった。
分科会では地域の行事についても議論が行われ、西村再生相は「全国的かつ、広域な人の移動を伴わない地域の行事は、適切な感染防止策を講じた上で開催できる」とし、これまでの方針を維持するとの見方を示した。
(浜田寛子 編集:田中志保) OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200722T093000+0000