[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領は23日、現時点で新型コロナウイルスの感染多発地域(ホットスポット)となっている州は学校の再開を数週間遅らせる必要があるかもしれないが、そうでなければ今秋に一斉に対面授業を再開すべきだとの見解を示した。
トランプ氏は、全国の学校について「再開が必要だ」と述べた。感染状況が深刻な州に関しては知事の決定次第とした上で、決定はデータに基づいて行う必要があると指摘した。
米国では新型コロナの感染拡大により全国の学校が閉鎖されたが、トランプ氏は再開するよう強く促している。
トランプ氏は、現在協議中の新たな新型コロナ経済対策に学校向け支援金1050億ドルを盛り込むよう、議会に求めていることを明らかにした。
その上で「学校が再開しないのなら、資金は子供をパブリックやプライベート、チャータースクール、宗教系の学校などに送るか、自宅で教育するなどの選択を行う親に提供すべきだ」と述べた。