[4日 ロイター] - エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズ (N:BKR)が発表した4日までの週の米国内石油・天然ガス掘削リグ稼働数は、前週比2基増の256基となった。リグ稼働数の増加は過去3週間で2回目。
原油価格が新型コロナウイルスの影響による歴史的な低水準から持ち直したことを受けて、一部の生産会社が掘削を再開した。
8月14日までの週に記録した過去最低の244基から増加したが、なお前年同期の水準を642基(71.5%)下回っている。
4日までの週は、石油リグ稼働数が1基増の181基で、天然ガスリグ稼働数は横ばいの72基となった。
新型コロナ流行を受けた需要減により、米原油価格は依然として年初の水準から約34%下落しているが、ロックダウン(都市封鎖)解除に伴う世界経済とエネルギー需要回復への期待からWTI原油先物 (CLc1)はこの4カ月で140%上昇。4日時点で1バレル=40ドル付近となった。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200906T003810+0000