[ドバイ 27日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は27日、経済協力開発機構(OECD)諸国の商業石油在庫について、2021年第1・四半期は過去5年間の平均をやや上回るが、その後、年末まで同平均を下回るとの見通しを示した。
OECDの石油在庫水準は、OPECなど産油国の政策決定で重要な役割を果たす。
同事務局長は、テレビ会議形式で開かれた20カ国・地域(G20)エネルギー相会合で「予想される需給バランスでは、2020年第3・四半期のOECDの商業在庫は、直近5年間の平均を大幅に上回るだろう」と指摘。
その上で「だが、2020年第4・四半期は在庫が減り、直近5年間の平均を1億2300万バレル前後上回る水準になるとみられる」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200928T030231+0000