[北京 28日 ロイター] - 中国の王毅外相は28日、中国はより高水準の開放を全面的に推進し続け、開かれた世界経済の構築に向けたコミットメントを強化すると述べた。
外務省主催の討論会で、中国は外国人投資家向けのアクセスを拡大していると指摘。外国からの投資を制限・禁止する分野を示した「ネガティブリスト」の縮小などの措置を講じているとした。
また、多国間外交を支持するという中国の公約とは対照的に、「一部の国」が国連総会を「利己的な政治ショーの劇場」に変え、「紛争と対立を引き起こし、全世界を分裂させるための舞台」にしていると指摘。具体的な国名は示さなかったものの、米国を暗に非難したとみられる。
新型コロナウイルス感染症ワクチンを巡っては、中国は世界の利益のためにワクチン開発における多国間の協力に参加すると言明。「中国は全ての発展途上国でのワクチン入手と手頃な価格での提供に貢献していく」とした。
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