[ワシントン 28日 ロイター] - 今月死去したルース・ギンズバーグ米最高裁判所判事の後任にトランプ大統領が指名した保守派のエイミー・バレット連邦高裁判事は今週、上院議員らとの会合を始める。
バレット氏は29日に上院司法委員会のグラム委員長や同委員会の他の共和党議員らと面会する予定。
共和党は11月3日の大統領選以前に上院でバレット氏の指名承認を目指しており、10月12日から上院司法委員会で公聴会が始まる。
グラム氏は27日、FOXニュースに対し、上院司法委は10月22日に指名承認を採決にかける見通しで、上院本会議での最終的な指名承認採決は月末までに行われるとの見方を示した。
最高裁判事の人事は議会上院(定数100)の承認が必要。共和党が過半数の53議席を握っており、バレット氏の承認は確実とみられるが、民主党は11月3日の大統領選での勝者が、判事を指名すべきだと主張している。
トランプ氏による最高裁判事の指名は3人目。バレット氏の指名が承認されれば、女性としては5人目の最高裁判事となる。また、保守派判事はリベラル派に対し6対3の割合となり、最高裁の保守化が進む。