[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約4%上昇した。米大統領選を巡りトランプ氏が集計作業中にもかかわらず一方的に勝利を宣言したほか、米原油在庫が大幅に減少したことを受けた。
トランプ氏の勝利は原油市場に追い風とみられている。トランプ氏による対イラン制裁やサウジアラビア主導の減産支持で、原油価格が下支えされるとの見立てだ。
一方、バイデン氏が勝利すれば環境政策の推進やイランへの姿勢軟化などが予想されるため、原油市場の弱気または中立材料とされている。
清算値は、米WTI原油先物 (CLc1)が1.49ドル(4%)高の1バレル=39.15ドル。北海ブレント先物 (LCOc1)が1.52ドル(3.8%)高の41.23ドル。
ハリケーン「ゼータ」の影響でメキシコ湾岸の生産が停止し、前週の米原油在庫が800万バレル減少したことを受け、原油価格は上げ幅を広げた。