[ヤンゴン 13日 ロイター] - 8日投票のミャンマー総選挙は、アウン・サン・スーチー国家顧問兼外相が率いる与党・国家民主連盟(NLD)が政権樹立に必要な議席を獲得し政権が継続する見通しとなった。
13日発表された公式集計によると、NLDは民選枠で結果が判明した412議席中346議席を獲得、政権樹立に必要な322議席を上回った。結果が判明していないのは64議席。
1期目は大衆の期待に応えるには至らなかったが、この勝利はスー・チー氏の根強い人気を示す形となった。
前回2015年の総選挙でも、NLDは他政党に同程度の差で勝利していた。
野党第一党で国軍系の連邦団結発展党(USDP)の獲得議席は24議席だった。
USDPは11日、選挙結果に異議を申し立て、「自由かつ公平で偏見がなく、不公平な選挙活動に左右されない選挙」のやり直しをすみやかに行うよう求めた。13日にはUSDPからのコメントは得られていない。
国際・国内の選挙監視団は、選挙は目立ったトラブルもなくスムーズに行われたとの認識を示した。
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