[東京 18日 ロイター] - 自民党の下村博文政調会長は18日の記者会見で、東京都で同日の新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多を更新したことを受け、「今の状況を強く懸念している。より一層警戒心を持ちたい」と述べた。政府の観光支援策「GoToトラベル」は観光・飲食業を支援する上で重要であり、「止めるわけにはいかない」と語り、引き続き延長を求める方針を強調した。
新規感染者の拡大を受け、「政府も国民の皆さんに対して働きかけをしていただきたい。国民の皆さんも3密を避けながら対応していただきたい」と要望した。
GoTОトラベルについては「今、建設関係や観光、飲食関係は本当に大変な状況で、これを止めると存続できず、廃業せざるを得ないギリギリのところもある」とした上で、「なかなか止めるわけにはいかない」と語った。
与党は来年1月で終了するGoToトラベルの延長を要望してきたが、下村会長は延長幅には言及しない形で「延長はすべき」と改めて強調した。
(竹本能文 編集:山川薫)