[ロンドン/イスタンブール 23日 ロイター] - トルコ中央銀行のオズバシュ副総裁は23日、中銀の引き締め的な金融政策スタンスを反映し、トルコ経済のドル化の動きは減速するとの考えを示した。
トルコ中銀は19日、主要政策金利の1週間物レポレートを10.25%から15.00%に引き上げ、物価上昇に引き続き厳しい姿勢で対応すると表明した。
オズバシュ氏は「このほど決定した金融引き締めは、インフレ率が恒常的に低下するまで断固として維持される。これによりトルコリラに対する信頼感は増大すると予想している」と述べた。
トルコリラは新型コロナウイルス感染拡大のほか、金融政策に対する政治介入などを巡る懸念が重しとなり、年初から対ドルで約25%下落している。