[ブリュッセル 23日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と欧州連合(EU)のミシェル大統領は23日、米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領と電話で会談し、NATOとEUの本部があるブリュッセルを来年訪問するよう招請した。
ストルテンベルグ事務総長とミシェル大統領は、バイデン氏に祝意を表明。NATOの声明によると、ストルテンベルグ氏はバイデン氏が「NATOと欧米関係を以前から支持している」ことに謝意を示した。
ミシェル大統領の事務所によると、同大統領は「強力な欧米関係の再建を提案」した。EUは、バイデン氏が北アイルランドの平和と安定の維持を支持しているとも強調した。
バイデン氏は、英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、英国が北アイルランド和平合意を尊重しなければ、米国との通商協定は実現しないと警告している。
トランプ米大統領は英国のEU離脱を称賛。NATOにも敵対的な姿勢を示している。