[ミラノ 24日 ロイター] - イタリアは欧州連合(EU)が合意した供給契約の下、英製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が開発した新型コロナウイルスワクチンを2021年初めの数カ月間で1600万回接種する方針。政府筋が明らかにした。
同社のワクチンは2回の接種が必要で、1600万回は800万人分に当たる。
関係筋は「早ければ1月に400万回、その後3カ月でさらに1200万回を接種する」と述べた。
政府はすでに7000万回分のワクチンを確保。ワクチン開発でアストラゼネカに協力するイタリアのバイオテクノロジー企業IRBMは、全ての接種が来年半ばまでに行われる見通しだとロイターに語った。
イタリアはアストラゼネカに加え、初回分として米製薬ファイザーと独ビオンテックのワクチン340万回分の供給も受ける予定。