[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約2%上昇し、約8カ月ぶり高水準を付けた。新型コロナウイルスワクチン期待に加え、米原油在庫が予想外に減少したことで押し上げられた。
清算値は北海ブレント先物が0.75ドル(1.6%)高の1バレル=48.61ドル、米WTI先物が0.80ドル(1.8%)高の45.71ドル。ともに4日続伸し3月初旬以来の高値。前日は4%上昇していた。
UBSの原油アナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は「ワクチン期待のほか、アジア地域で強い需要が見られていることで、原油価格は3月初旬以来の高値を付けている」とし、「2021年の原油相場について強気な見通しを維持しており、北海ブレント先物は同年末までに60ドルを回復すると予想している」と述べた。