[東京 26日 ロイター] - 西村康稔経済再生相は26日の記者会見で、新型コロナウイルス分科会が、政府の観光支援策GoToトラベルを巡り、感染拡大地域発の旅行も規制すべきと提言したことについて「真摯に受け止める」とした上で、「観光庁とも連携しどのような対応取れるか検討したい」と述べた。また、今後3週間で感染拡大を食い止める必要性を強調した。
また、西村氏の地元である兵庫県の感染者に関して、大阪での会食や会合参加が主な感染経路になっているとの同県知事による分析を取り上げ、すでに打ち出した感染拡大地域への旅行・移動自粛や、飲食店支援策GoToイートの停止で「かなりの部分対応できるのではないか」との見解を示した。
感染拡大地域で営業時間短縮要請に応じる事業者に都道府県が支払う協力金に対する国の支援は、表明済みの500億円で足りるとする一方、「不足となれば適切に対応する」と述べた。東京都の試算によると都の協力金支払いは180億円程度で、国の負担分はうち8割の144億円との見通しを示した。
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(竹本能文)