[クアラルンプール 26日 ロイター] - マレーシアの国会は26日、ムヒディン政権が提出した2021年度予算案を可決した。
採決は発声投票で行われたため、定数222人のうちの正確な賛成数は不明。ムヒディン政権は3月に誕生し、予算案の提出は今回が初めてだった。
予算案は史上最大規模で、新型コロナウイルス感染症への対応も含まれている。国内の感染者数は9月以降急増しており、25日には6万人近くに拡大した。
連立政権は内部対立を抱え、野党指導者のアンワル氏は政権への支持を見極めようとしていることから、予算案が否決されていたら政局不安が広がる可能性があった。
ムヒディン首相は予算可決後、「われわれは常に意見や助言、批判を受け入れる政府だと強調したい」と述べた。
クアラルンプール証券取引所の主要株価指数は可決を受けて上昇し、この日は0.9%で終了した。
一方、アンワル氏は、特定の措置について委員会の審議で反対する考えを示した。
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