[ブラジリア 26日 ロイター] - ブラジルのフンシャル国庫局長は26日、ゲジス経済相が中銀総裁による財政計画批判に反発したことを受け、中銀と経済省が対立しているという事実はないと述べた。
「意見の相違はない。中銀の政策目標が経済省と完全に足並みがそろっていると確信している。皆が同じ政府の一部だ」と述べ、経済成長と雇用創出に加え、債務の安定化と削減が主要目標だとした。
中銀のカンポス・ネト総裁は前日、政府が投資家に対し、公的債務の増加傾向について懸念していると「明確に示す」ことが「極めて重要」だと指摘。現地メディアによると、これを受けてゲジス氏は同日遅くに記者団に、自身に対して「偽の説明」が行われているとし、信用を傷つけられる行為は拒否すると述べていた。
「カンポス・ネト総裁に現行計画より優れた考えがあるならば聞いてみよう。総裁の信用回復に向けた計画を聞いてみたいものだ」と述べ、現行の経済5カ年計画に「参加していない人はベネズエラかアルゼンチンに立ち寄って欲しい」と語った。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201127T002251+0000