[ロンドン/マニラ 27日 ロイター] - タイ政府は27日、英製薬大手アストラゼネカが英オックスフォード大学と共同開発している新型コロナウイルスワクチンについて、2600万回分の供給契約を締結したと発表した。
また、フィリピンの政府当局者によると、同国もワクチン260万回分を確保する見込みで、さらに100万回分の購入に向け交渉しているという。
アストラゼネカの新型コロナワクチンを巡っては臨床試験(治験)結果を巡り疑問の声が出ており、アストラゼネカのソリオ最高経営責任者(CEO)はその有効性を評価するために、追加で世界的な臨床試験(治験)を実施する可能性を指摘している。
英政府は27日、同ワクチンを一時的に供給するため、英国医薬品庁(MHRA)に評価するよう要請した。