[ロンドン 28日 ロイター] - ゴーブ英内閣府担当相(国務相)は28日付のタイムズ紙で、病院の機能不全を回避するには現在のロックダウン(都市封鎖)措置終了後に厳しい規制が必要との認識を示した。
ジョンソン首相は28日、新型コロナウイルス感染症のワクチン配布の担当相にザハウィ政務次官を任命した。フィナンシャル・タイムズ紙は、米ファイザーと独ビオンテックが開発したワクチンが30日からの週にも英国で承認されると報じた。
12月2日までの現在の全国的ロックダウン終了後に新たな厳しい段階的措置を導入するには、議会の支持が必要となる。
スカイ・ニュースは、ジョンソン首相が12月1日に予定されている新たな措置の採決に向け、段階的措置は2週間毎に見直され2月3日に終了すると議員に書簡を送り支持を訴えた。1月27日に再び採決を行う予定も説明した。
ゴーブ氏はタイムズ紙で、さらなる規制がなければイングランドの大半の病院は機能不全の状態になると警告。議員への書簡で政府の計画を支持するよう促した。
新たな段階的規制が導入されれば、イングランドの広範囲にわたり2000万人以上が対象となる。
計画には与党保守党の内部でも反対の声が広がりつつある。市民の間でも抗議の声はあがっており、ロンドン中心部の警察によると28日の反ロックダウンのデモでは155人が逮捕された。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201129T234830+0000