[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米ニューヨーク市のデブラシオ市長は29日、公立学校再開の方針を示し、12月7日から小学校の対面授業を再開すると発表した。保護者が児童に対する週1回の新型コロナウイルス検査に同意することが条件。
小学校は市内の新型コロナ検査の陽性率が3%を上回ったことを受け、約2週間前に休校となった。陽性率3%は市長と教職員組合が合意した休校の目安基準。
市長は記者団に、学校の安全性を証明する多くの証拠があり、新たなアプローチを採用すると表明。3%の基準を撤廃するとし、幼い子供は新型コロナ感染症にかかりにくいとの研究結果を指摘した。市長によると、28日のニューヨーク市の7日平均の陽性率は3.9%。
小学校再開について、ニューヨーク州のクオモ知事は記者との電話会議で「正しい方向」との認識を示した。
幼稚園も12月7日に再開されるが、中学校と高校の再開日はまだ決まっていない。