[ドバイ/ロンドン 30日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」30日から閣僚級会合を開く。OPECプラス関係者によると、現行の減産体制を3─4カ月延長するか、徐々に生産量を引き上げるか検討する。
OPECプラスは29日に予備協議を行ったが、意見はまとまらなかったとされる。
OPECプラスは2021年1月から日量770万バレルの減産を200万バレル緩和する予定だった。しかし、新型コロナウイルスの感染第2波で世界的に燃料需要が減少し方針の見直しを迫られている。
現在、検討されているのは、現行の減産を来年第1・四半期も続ける案と、現行の合意にしたがい徐々に生産量を増やしていく案。前者はOPECの盟主サウジアラビアや、その他の主要産油国が賛同し、後者はロシアやカザフスタンが支持しているという。
OPECプラス関係者は30日、「きょうの話し合いは厳しいものになるだろう。特にロシアとカザフスタンの見解が変わらなければそうなる」と述べた。会合は1300GMT(日本時間午後10時)から始まる予定。