[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)の予防接種諮問委員会は1日に開いた会合で、承認待ちの新型コロナウイルスワクチンについて、医療従事者と長期療養施設の入所者への優先接種を提言することを決定した。
採決の結果は賛成13、反対1。
CDCは同会合で、承認直後に利用可能になるワクチンは週にわずか500万─1000万回分にとどまるとの見通しを示した。
ただ、そうした不足が生じるのは最初の数週間とみられ、CDCの専門家は最終的には年末までに約2000万人分に相当する4000万回分が利用可能になると見込んでいる。
CDCの予防接種・呼吸器疾患センターのナンシー・メッソニエ所長は、大方の州・地方当局は新型コロナワクチンの最初の出荷分を受け取ってから3週間以内に医療従事者への接種が可能になる見込みだと述べた。