[ジュネーブ 2日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は2日、新型コロナウイルスの世界的な感染第2波を受けマスク着用に関するガイドラインを強化した。感染が拡大している地域の医療施設や換気の悪い屋内などでは全ての人にマスク着用を求めた。
ガイドラインによると、感染拡大地の十分な換気が行われていない店舗や職場、学校などでは子どもや12歳以上の学生を含め全ての人が常にマスクを着用すべきとしたほか、屋外や換気の良い屋内でも物理的な距離が少なくとも1メートル確保できなければマスク着用が必要になるとした。
また、あらゆる場面においてマスク着用に加え手洗いなど他の予防措置を実施すべきとした。
感染拡大地の医療施設では、新型コロナ感染者以外の患者を看護する際も含め医療用マスクの「全般的な」着用を推奨。新たなガイドラインは見舞い客や外来患者のほか、カフェテリアやスタッフルームなどの共通施設でも適用されるとした。
一方、激しい運動をしていたり、喘息を持っていたりする場合はマスク着用に伴うリスクがあるとして着用を避けるよう要請。ジムでは十分な換気や物理的距離、消毒を引き続き実施する必要があり、実施できなければ一時的な閉鎖を検討すべきとした。