[ワシントン 8日 ロイター] - 米ホワイトハウスのサキ報道官は8日、民主党内で廃止論議が出ている上院の議事妨害(フィリバスター)規則について、バイデン大統領は変更を望んでいないと述べた。
フィリバスター規則では現在、60票の賛成がなければ大部分の法案を事実上阻止することが可能となっている。
サキ報道官は記者会見で、大統領が望んでいるのは規則を変えることではなく、インフラや移民といった問題で超党派の支援を築くことだと述べた。
上院は50対50で民主党と共和党が議席を分け合っており、採決で同数になった場合のハリス副大統領による決裁票を加えると民主党がかろうじて支配している。
しかし、現在の規則では大統領指名人事や一部の予算関連対策を除き、大部分の法案は60票の賛成が必要となっている。