[ワシントン 15日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は15日、二酸化炭素排出に課金して排出削減を促す制度「カーボンプライシング」について、低水準から始まった炭素価格が着実に上がっていけば、アジア諸国が「パリ協定」の気候変動目標達成の一助になるとの見解を示した。
中国人民銀行(中央銀行)主催のイベントで総裁は、家庭や企業がグリーンエネルギーに移行するのを促す上で、炭素税などを通じてエネルギー価格全般を上昇させるカーボンプライシングが、最も効率的で費用対効果も高いとの共通認識が広がっていると指摘。エネルギー効率を高め、グリーンエネルギー投資も増やし、技術革新を後押しすると評価した。
IMFとしては、世界の主要排出国に炭素価格の最低価格を設定することを要請しているとした。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210416T063601+0000