[台北 20日 ロイター] - 台湾経済部が発表した3月の輸出受注は前年比33.3%増の536億6000万ドルと、13カ月連続の増加となった。
市場予想とおおむね一致した。新型コロナウイルス流行に伴う海外の都市封鎖(ロックダウン)を背景に、引き続き在宅勤務関連の需要が堅調だった。
米アップルなどのスマートフォンの好調な需要も受注拡大に寄与した。
ロイターがまとめた市場予想は33.65%増だった。
経済部によると、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンや、自動車向けのエレクトロニクス部品の需要が好調だった。
2月の輸出受注は前年比48.5%増の425億9000万ドルだった。
経済部は、世界経済が緩やかに回復しており、今後の見通しは良好だと指摘。半導体や在宅勤務関連機器の好調な需要も続いているとの見方を示した。
経済部は4月の輸出受注を前年比29.8ー33.7%増と予想している。
3月は、米国からの受注が前年比33.2%増。2月は50.2%増だった。
中国からの受注は34.1%増。2月は48.6%増だった。
欧州からの受注は30.4%増、日本からの受注も30.4%増だった。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210420T095826+0000