[デンパサール 24日 ロイター] - インドネシア海軍は24日、消息が分からなくなった潜水艦について、バリ島沖の深海に沈没したとみていることを明らかにした。最後に位置が確認された海域で、浮いている破片を捜索隊が発見した。
現地メディアのテンポによると、ユド・マルゴノ司令官は記者団に対し、「潜水艦のものとみられる物的証拠を発見し、我々は『消息不明』の段階から『沈没』に移行した」と語った。
正確な地点は分からないが、潜水艦の存在は検知できているという。この潜水艦「KRIナンガラ402」は44年前に建造。53人が搭乗していた。
潜水艦は21日朝に消息を絶った。魚雷訓練の準備をしていた。多数のヘリコプターや艦艇が捜索に当たり、米国やオーストラリア、シンガポール、マレーシア、インドも協力した。
専門家は、水圧で押しつぶされた可能性を指摘している。