[バグダッド 10日 ロイター] - 米軍事用航空機メーカー大手、ロッキード・マーティンは10日、イラクにあるバラド空軍基地でF16戦闘機の整備にあたる契約スタッフを安全上の懸念から移転させていると明らかにした。
イラクの首都バグダッドの北に位置するバラド基地はたびたびロケット弾による攻撃を受けており、最近では基地内のロッキードの管理区域が攻撃されそうになった。
米当局者は、これらの攻撃がイランの支援する武装組織によるとみている。
ロッキードは「米政府との連携の下、スタッフの安全を第一に考え、イラクに駐在するF16チームを再配置させている」と説明した。
関係者によると、同社はイラク空軍をリモートで支援するチームを立ち上げている。昨年の大半はバラド基地で働く多くのスタッフがリモートで勤務していたという。
バラド基地で勤務するスタッフの人数や再配置先は明らかではない。