[ワシントン 14日 ロイター] - 米下院は14日、トランプ前大統領の首席補佐官を務めたメドウズ氏が1月の議会襲撃事件に関する下院特別委員会の調査への全面協力を拒否したとして、議会侮辱罪で刑事訴追するよう求める決議案を222対208の賛成多数で可決した。
司法省が訴追するかどうかを判断する。訴追され有罪と判断された場合、最長1年の禁錮刑を科されるとみられる。
議会襲撃を調査する特別委員会は13日に、メドウズ氏の刑事告訴を求める報告書を本会議で採択するよう求める手続きを全会一致で可決。本会議の採決では特別委の2人の共和党委員が支持に回ったが、他の共和党議員は反対票を投じた。
メドウズ氏に関しては、特別委に提出した資料に関し、議会での証言を命じる召喚状に応じなかったことが主に問題視されている
トランプ氏の元側近では、バノン元首席戦略官が議会調査への協力を拒否したとして、連邦大陪審に議会侮辱罪で起訴された。下院は司法省の元高官ジェフリー・クラーク氏についても、訴追を要求するかどうかを審議している。