[ジャララバード 2日 ロイター] - アフガニスタンの公立大学が2日、イスラム主義組織タリバンの実権掌握以来初めて再開され、女子学生も男子学生とともにキャンパスに復帰した。
タリバンは女子大学生に関する方針を公式に発表しなかったが、教育当局者らはロイターに、クラスを分ければ女子学生も授業を受けられると述べた。
ロイターが確認したところ、東部の都市ジャララバードでは最大規模の公立大学であるナンガルハル大学で、女子学生が男子と別の扉から校内に入る様子が見られた。
タリバンは1996─2001年の統治下で女子教育を禁止したが、昨年8月15日の実権掌握後は変革を行ったとしていた。ただ方針は不明瞭で、多くの州で女子高校生が復学できていない。一部私大も再開されたが、多くは女子の復学が実現していない。
国連は1日、公立大学への女子学生復学を評価した。国連アフガニスタン支援団(UNAMA)のデボラ・ライオンズ事務総長特別代表はツイッターで、「アフガンの若き男女の学生が全土で大学に復帰することを皆で支持しよう」と投稿した。