[オタワ 9日 ロイター] - カナダ統計局が9日に公表した2021年国勢調査によると、同国の人口は20年時点で3700万人と、16年から180万人(5.2%)増加した。引き続き、主要7か国(G7)中で最も急速に人口が増加した。
主な押し上げ要因は移民で、人口増加分の約80%が海外からの新規居住者だった。移民の約90%が都市中心部に居住し、大都市圏中心部の居住率は、16年の73.2%から73.7%に上昇した。
都市中心部の人口は最も大幅な10.9%増。主要都市圏も増加し、遠郊地域では8.8%増加した。
ただ、新型コロナウイルス感染流行でダウンタウンの増加ペースは鈍化、トロント中心部の人口は20─21年に0.4%増にとどまった。16─19年は3.2%増加していた。
モントリオールとバンクーバーのダウンタウンは、20年・21年ともに人口が減少した。