[マニラ 13日 ロイター] - フィリピンの調査会社パルスアジアが13日に公表した5月の次期大統領選の世論調査結果によると、独裁政権を敷いた故マルコス元大統領の長男フェルディナンド・マルコス元上院議員の支持率が60%に達し、首位となった。
調査は1月19─24日に2400人を対象に実施した。2位は、現職副大統領のレニー・ロブレド氏で16%だった。
前回12月の調査ではマルコス氏が53%、ロブレド氏が20%。両氏の差は今回、44ポイントに拡大した。
3位は元プロボクサーのマニー・パッキャオ上院議員とマニラ市長のフランシスコ・ドマゴソ氏で、ともに8%だった。パンフィロ・ラクソン上院議員は4%だった。
大統領選と同時に実施する副大統領選の候補者支持率は、マルコス氏と組んで出馬するドゥテルテ大統領の長女、サラ・ドゥテルテ氏がトップで、2位のソット上院議長に21ポイントの差を付けている。