[マドリード 15日 ロイター] - ドイツのベーアボック外相は15日、ウクライナを巡る緊張を緩和するためには、ロシアが言葉だけでなく軍隊の撤退などの具体的な行動をとる必要があると述べた。
ロシア国防省は15日、ウクライナとの国境付近での軍事演習を終えた軍の一部部隊が基地に帰還しつつあると明らかにした。
これを受けてベーアボック外相は「希望をもたらすものだ」とした。
ベーアボック外相は訪問先のスペインでアルバレス外相と会談。その後の共同記者会見で、ロシアがウクライナ国境に集結させている軍の撤退など具体的な措置を通じ、緊張緩和に向けて歩み出すよう呼び掛けた。
スペインのアルバレス外相も同様の見解を示し、ロシア軍の一部撤退が確認されれば「素晴らしいニュース」であり、次の行動もロシア政府にかかっていると述べた。また、戦争は避けられないものではなく、外交が最善の解決策であることに変わりはないと述べた。