[ワガドゥグ 16日 ロイター] - 西アフリカのブルキナファソで16日、クーデターで政権を奪取した軍の指導者であるダミバ中佐が大統領に就任した。カボレ前大統領退陣につながった政情不安対策に取り組むと公約した。
ダミバ中佐は1月24日にクーデターを起こした軍を主導。カボレ氏にはイスラム過激派の台頭に対応する能力がないとして退陣させた。過激派の攻勢で数千人が殺害されたほか、100万人以上が自宅からの避難を余儀なくされている。
ダミバ中佐は16日に大統領就任式に臨み、就任演説の冒頭には過激派との戦いで命を落とした民間人と兵士のため黙とうをささげた。
在任期間は明らかにしなかったが、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)と協力して民主的選挙への復帰に努めると公約した。