[シドニー 17日 ロイター] - クリテンブリンク米国務次官補(東アジア太平洋担当)は17日、米国とオーストラリアとの同盟関係は強固で、総選挙でどの政党が勝利しても変わらないと述べた。
オーストラリアでは5月までに総選挙が行われる予定。モリソン首相は野党より中国に厳しいスタンスを取ると警告して安全保障分野で野党労働党のアルバニージ党首の批判を展開している。ただ専門家は、両党の対中政策に違いはないと分析している。
ブリンケン米国務長官は先週、日米豪印4カ国(クアッド)の外相会合のためメルボルンを訪れた。その際ににモリソン首相とアルバニージ氏とそれぞれ面会した。
クリテンブリンク次官補は電話で記者の質問に「われれの同盟関係は政治や一つの政党を超えるものだと確信した」と述べた。
その上で、選挙の結果誰が政権の座についても、米国とオーストラリアの同盟関係は引き続き強固なものになるとの認識を示した。