[モスクワ 18日 ロイター] - ウクライナ政府軍と東部の親ロシア反政府勢力は18日、前日に続き、相手方から砲撃を受けたと主張、緊張が高まっている。
ロシアのインタファクス通信によると、親ロシア派は18日、ウクライナ政府軍から複数回の新たな砲撃を受けたと表明。東部ドンバス地域の「ドネツク人民共和国」は早朝に村を狙った砲撃があったと指摘。「ルガンスク人民共和国」は18日午前に2回の迫撃砲による攻撃があったとしている。
ウクライナ政府は、18日に反政府勢力から4回の砲撃があったと表明。政府軍は17日夜、反政府勢力への軍事行動の計画はないと述べている。
ウクライナ政府と反政府勢力は前日、迫撃砲による攻撃で緊張激化を招いたとして互いを非難していた。ウクライナ国境沿いに10万を超える兵力を結集させているロシアが介入する可能性について懸念が強まった。
ロシア政府は17日、ウクライナ東部の情勢緊迫化について「深く懸念している」と表明、状況を注視しているとした。米国はロシアが軍事侵攻を正当化する口実を探っているとの見解を示している。