[ワシントン 24日 ロイター] - 米国務省は24日、在米ロシア大使館ナンバー2の外交官に国外退去命令を出していると表明した。ロシアが今月、在ロシア米大使館の次席公使を国外追放したことに伴う対応という。
同省報道官は「米国は政府間のコミュニケーションを促進するために必要な外交官を配置することが極めて重要だと考えている。しかし、今回のような行動を対応なしで見過ごすことはできない」と述べた。
高官によると、同省は23日にロシア大使館に通知。今回の措置は、ロシアのウクライナ侵攻への対応の一部ではなく、両国の首都における外交官配置を巡る争いの一部という。
ロシア大使館からは今のところコメントを得られていない。大使館のウェブサイトによると、ナンバー2の外交官はセルゲイ・トレペルコフ公使参事官。
国務省の報道官は17日、ロシア政府が在ロシア米大使館のバート・ゴーマン次席公使を追放したと発表。「米国は対応措置を検討している」と述べていた。