[ベルリン/北京 26日 ロイター] - ドイツのベーアボック外相は、中国の王毅外相との電話会談で、ウクライナに関する中国の「特別な責任」を強調した。ドイツ外務省が26日にツイッターで明らかにした。
中国は25日、ロシアのウクライナ侵攻を非難する国連安保理決議案の採決で棄権した。
中国外務省によると、王氏は、バランスのとれた効果的で持続可能な欧州安全保障メカニズムの構築に向け、北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)、ロシアが対話を再開することを支持すると述べた。
王氏はベーアボック氏に「中国は問題解決のために制裁を用いることを支持せず、国際法に基づかない一方的な制裁に反対する」とし「われわれは、安保理が新たな対立をあおるのでなく、現在の危機の政治的解決に貢献すべきであると考えている」と述べた。
また、中国は、武力行使や制裁を認める表現の使用を阻止してきたと説明した。