[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は6日、米英と連携した極超音速ミサイルの開発はインド太平洋地域の平和と安定の実現に向けた取り組みの一環だとの考えを示した。
米・英・豪の首脳は5日、3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の下、極超音速兵器の開発や電子戦闘能力の向上を巡り連携する方針で合意した。
モリソン首相は記者団に対し、極超音速ミサイルはサイバー能力と同様に、現代の主要な戦闘技術であり、オーストラリアは戦闘能力の大幅な強化を望んでいると語った。
また、中国が今後10年以内に台湾に侵攻すると想定しているか、オーストラリアが何らかの戦争に関与するかとの問いに対しては、そうしたシナリオを避けるために防衛能力を強化していると回答した。