[イスラマバード 10日 ロイター] - パキスタンのカーン首相が不信任決議案可決で失職したことを受けて、議会は11日、新首相を選出する。野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML─N)のシャバズ・シャリフ党首が選出される見通し。
カーン首相は10日、下院が不信任案を可決したため失職。審議は13時間にわたって行われ、採決では342議員中174人が賛成票を投じた。
シャリフ氏はパキスタン首相を3回務めたナワズ・シャリフ氏の弟。パンジャブ州の首相を長年務めた。
10日議会で「新たな夜明けが始まった。この連合がパキスタンを再建する」と述べた。
首相に就任すれば、軍や米国との関係修復や国内経済の立て直しが最初の課題となる。