[ベルリン 11日 ロイター] - ドイツのシュピーゲル家族・女性相が11日、辞任を表明した。環境相を務めていた西部ラインラント・プファルツ州で170人以上が死亡した昨夏の洪水発生直後に休暇を取ったとの批判を受けたもの。ショルツ政権初の閣僚辞任となる。
シュピーゲル氏は声明で、「政治的圧力により辞任を決断した。大きな政治課題を抱える当局への打撃を回避する目的だ」と説明した。
同氏は10日、洪水直後に家族で4週間の休暇に入ったことを謝罪している。
来月には、同じく洪水被害を受けたドイツで最も人口の多いノルトライン・ウェストファーレン州で地方選が行われる。同州でも先週、環境相が洪水直後にスペイン・マヨルカ島に長期滞在したことが判明し、辞任した。